セレブロシドのリポソーム

随分と苦労しましたが、ようやく清水先生との共同研究の成果がCarbohydrate Researchに掲載の運びとなりました。

まず、ほぼ全てグルコシルセラミド(セレブロシド)で安定なリポソームが形成されること。もしかすると用いたセレブロシドがヒトデ由来でセラミドの構造が多様であることが要因かもしれない。とにかく、直径100 nmほどのリポソームを作り、培養した腸管細胞に与えると速やかに取り込まれることがわかりました。細胞内でリポソームはそのままの形で長い間存在し続けることから、例えば薬剤として両親媒性の抗がん剤などを封入すれば徐々に効かせる手法となる可能性があります。

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0008621523001830

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