HPLC

島津のHPLCを多用しています。時間経過とともに購入時の使用法と変わってきて、島津のネットワーク上での利用法とはかけ離れた使い方もしています。単独でHPLCを動かしたい時、Internet Explorerで直接コントロールができます。これが何とも使いやすい。そもそも、各社オリジナルのソフトを開発していますが、ユーザーとしては逆効果です。各々のソフトを購入して、各々のソフトの使い方を学ぶ必要があります。IEからのコントロールでは、少なくともソフトを購入する必要はありません。

また、島津のサービス&サポートサイトに色々なFAQがあってお役立ちです。

 

1) コンピューターの準備

多くを必要としませんが、IEがインストールされていること。これはJavaだけでなくActiveXを必要とするからです。

我々はスペースの確保のため、スティックコンピューター を使用しています。LANポートがありませんので他社(サンワサプライUSB-3H301BK)製のLANポート付きのUSBハブを使用しています。キーボードはUSBドングルで接続するキーボードとトラックパッドが一体となったもの(ロジクールK400pBK plus)を使用しています。データの保存にはUSB接続のハードディスクを使用します。OSはWindows10です。

注)Win10ではEdgeが標準ですが、社外ブラウザと同じ機能しか持っていません。IEがインストールされていますので、検索して使用します。

2) LANケーブルの接続

ストレートケーブル

3) 接続とコントロール

流速やグラジエントの設定はIE上で自由にできます。

注)デフォールトIPで接続できない場合は、CBM20AのIPアドレスの確認

5) インテグレーター設定

UV検出器や、RI検出器からの外部出力端子からインテグレーターにケーブルを接続します。

クロマトプロ(ランタイムインスツルメンツ)の場合

コンピューター(1)にインテグレーター制御用のソフトをインストールして、ディテクターからのデータ取得をします。インストールには、まず.NET Frameworkを有効化した上で、バージョンアップする必要があるようです。デバイスの認識には、スティックコンピューター(ATOM CPU)用のOSであることが理由と思われる現象(デバイスが認識されない)が現れるので、デバイスドライバーのデジタル認証を無効化する必要があります。スタッフが丁寧に対応してくださります!インストールはUSBか外付けドライブから可能です。また、これはUSB接続で電源もUSBから得ますので外付け電源などは必要ありません。

スマートクロムKYA)の場合

コンピューター(1)にインテグレーター制御用のソフトをインストールして、ディテクターからのデータ取得をします。インストールはインストールはUSBか外付けドライブから問題なく可能です。スマートクロムはLinuxコンピューターであり、これとコンピューターをLAN接続(クロスケーブル)して使用します。


おまけ

フラクションコレクター

ハミングバード(ユニフローズ社製)は、タイタープレートフォマットの96穴ディープウエル用のフラクションコレクターです。作りが簡単で小型軽量ですので、どこにでも置くことができ、HPLCでの分取に最適です。

分取までの遅延時間(T1)とフラクション毎の分取時間(T2)を分で設定するのみです。

 

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